Chiang Rai チェンライ人が大好きになった日 2017.12
タイ🇹🇭はチェンライに3日程滞在中
ほんわかのんびりしたタイ北部の小さな街
チェンライ
物価が安く食べ物が美味しい☺️
新進気鋭のデザイナーが手がけた斬新な寺、ナイトバザール、ローカルマーケット、伝統的なお寺などの見どころもありつつ自然も豊か。
ずーっといたくなる要素が満載なこの街🍀
でも、1番の魅力は素朴で純粋で優しいこの街の「人」だ。
タイも他の街では「騙された!」みたいな経験がある。
まあ、平和ボケしている日本人(私)だから仕方がない。
愉快なくらいガメツイ商売人にもタイでは良く出会う。私はタイの人の生きることに一生懸命なそのしたたかさは嫌いではない。
ニコニコにやにやしていて、何だか憎めない。日本人にない強気な営業マインドがいいとさえ思う。
でも時々タクシーの運転手さんなんかにはガラが悪い人もいて、少し疲れることもある。
しかしチェンライの人は皆擦れていない。少し照れ屋で誠実、温かい、優しい人ばかりだ😊
日本だと東北の人に少し似ている気がする。
今日は黒い家と言う街から車で25分程の観光名所に行き、ちょっとした問題が発生した。
行きはソンテウと言う乗り合いの小さなバスにチェンライの街中から乗り込む。前日までも何回か乗ったのでソンテウの観光名所行きの乗り方は楽勝👍だった。
街中にはソンテウ駅のような場所があり、青や緑のソンテウがたくさんいる。
ソンテウ駅
ソンテウの運転手は、まず英語は話さない。
日本のバスの運転手さんと同じだ。
だから、あらかじめ宿の受付など英語ができるタイ人にお願いし、タイ語で書いてもらったいき先をドライバーに見せ、どのソンテウに乗ればいいかを聞き周る。
ここでチェンライがタイの他の街と違うのは、だいたい1人目に聞いた運転手が、対象のソンテウの方面のドライバーを確実に探してくれるところだ。都会のドライバーのように適当にあしらうことが、ほとんどない。
見ず知らずの言葉も話せない観光客相手(私)に、責任感ある対応で毎回驚いた。
バケツリレーのように、あちらからこちらへと、運転手さん達が協力し、確認しあって、毎回すんなりソンテウが見つかる。
ソンテウが見つかったら料金を確認し乗り込む。だいたい街から車で20〜30分くらいの距離なら20バーツから30バーツ(70円から110円)くらい。これまた良心的な価格。
ソンテウからの風景
ドアはなく結構とばす
4〜5人乗る人が集まると運転手が出発する。時刻表はない。だいたい10分〜15分くらい待つと人が集まることが多い。
ソンテウに乗る外国人は少ないので、チェンライではドライバーも毎回降りる時気遣ってくれる。運転席から声をかけてくれるから、降りる時も困らない。
問題は帰り道だ。
ソンテウは地元民の乗り物で、時刻表もバス停みたいな乗り場も明確にはない。(たぶん)
走っているのを見かけたら呼び止めるが、行き先が同じソンテウを見つけるのは、タイ語が読めない私には難しい。
トゥクトゥクもタクシーも、バンコク近辺なら観光名所周りにウヨウヨいるが、チェンライにはほとんど客待ちするタクシーやトゥクトゥクがいない😥
誰かが乗って来たタクシーを呼び止めるしかないが、欧米人観光客はだいたい2〜3人でレンタカーかレンタルバイクで来る。アジア人観光客は集団でツアーバスで来るのでタクシーがそもそも来ない。
毎回帰り道には困る😓
運に頼るしかない😌
今回も帰り道暫く待ったが、タクシーもソンテウも来ないので、仕方ないから片道2.5時間くらいの道のりを歩く可能性を視野に入れながらトボトボと唯一道がわかるバイパス沿いを歩いていた。
しかし、歩道なんてないから、街路樹沿いを歩くが、車が脇をビュンビュン通る。
さすがに小道さえないコンクリの車道に来た時身の危険を感じた😨
道脇で途方にくれた。日差しが暑い…😢
その時、大通りの道の脇にあった一軒の家を私は発見する。
軒先で、雑貨屋を営んでいるらしい家族が料理を作っていた。
私は困ったあげく、何かしら揚げ物をしていた店のご主人に声をかけた。かなりローカルな雰囲気のお店だ。
店先の風景
お父さんの奥の小道から急に声をかけた
日本人(私)
ローカルに入り込みながら身勝手に、英語が通じてくれますようにと祈りながら、「道に迷いました。街へ行くタクシーかバスに乗りたいです。どこで乗れますか?」と聞いてみた。
すると「タクシー」と言う私の言葉だけ聞こえたらしい。家族総出で、タクシー何とかタクシー何とかとタイ語で話しをし、私を家に招き入れてくれた✨✨✨
お母さんらしき人が「安心しなさい」と言うようなことを言いながら私の肩を抱いてくれた☺️
(と思う。タイ語なので想像)
お母さんに指示された息子らしき青年がタクシーの電話番号を探し、タクシー会社に携帯電話で電話をかけてくれた。タクシーには行き先まで告げてくれたらしい。
青年がイスを差し出し「座って待っていて」と言うようなそぶりをしてくれたので、タクシーを待ちながら、「電話代を払います」と私がお金を渡そうとすると、頑として受け取ってくれない。
仕方がないので、店のジュースを買い、お釣りはいらない(お釣りは20バーツ、70円くらいだった)と言うと、青年は逆に、「本当に申し訳ない」と言う顔をし、きちんとお釣りをお母さんに渡して報告していた。
私と青年の身振り手振りのやり取りを見ていたお母さんが暫くして、タイ語で一生懸命話をしてきた。
何やらお姉さんも、笑いながら身振り手振りで何かを伝えようとしている。
多分
「うちの息子は独り身です。結婚してあげてほしい。あなたはどこから来たの?」
と聞いていた感じがした🤣ので、「私は日本人です」とだけ答えたら、
「ジャパン!ジャパン🇯🇵」と嬉しそうに笑った
家族のお姉さん、お父さんも含め皆がお母さんの言葉に笑い、青年は照れていた。
それからお母さんやお姉さん、青年はなぜか私の写真をたくさん撮影した😆ので、私も逆に数枚写真を撮らせてもらった。
息子と結婚してほしいをあらゆる手段で
伝えてくださったお母さんとお姉さん
最後には近所のお友達まで3名来た。
近所のお友達の中に少し日本語がわかる女性がいて、私の話を通訳しては、皆が笑った。
タクシーが来ると、青年がドアを開け、しっかりメーターを倒すのを確認して、家族皆で手を振り見送ってくれた。
連絡先の交換などしていない。
お礼を求めていた人達ではなかった。
損得感情でできる親切ではないと思う。
ただ珍しい外国人が面白かっただけかもしれないけど😅
みんなが温かかった☺️
安心してねと(たぶん)言った
優しいお母さんの声が耳に残った。
チェンライ、また再訪したい街が増えた。